ガラスの手無間地獄

夏のコミケから41日もたちました。

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以下ネタバレあるかもしれませんが。


SFTVドラマ「アウターリミッツ」(The Outer Limits) の「ガラスの手を持つ男」のエピソードを見る。いや、今頃なんで、しかもこのエピソードだけ?といわれると困りますが、見たくなったのだから仕方がない。昔セレクトでビデオに収録されたものが近所のレンタル屋においてあったのです。DVD‐BOXは流石に買ってません、誰か貸してくれないかな?


で、この話は確かに面白いです。恥ずかしながら今回初見だったのですが、今まで色んな人が、傑作だ、素晴しい、どんでん返しが良い、某ターミネーターはこのエピソードが元ネタだ、このアウターリミッツは日本のウルトラQに強い影響を与えたと、と事前情報だけ仕入れていて、見たこともないのにお腹一杯感が溢れていたのですが、自分の目で実際に観ないと得られない感動もあるのだった。ある程度ネタバレ的な紹介もあった為に概略は知っていたし、また過去の作品について他人が素晴しいという場合は、その人の思い入れで美化されていて実際に観るとツマラナカッタ作品も多くあったのです、実際に。今回ももしかしたら?という心配もあったのですけど、杞憂だったのが結果としては嬉しい。そりゃ古いTVシリーズの一エピソードだけに、今の目から見れば突っ込める部分もありますけど問題ない。


物語が展開される場所が閉鎖された空間なのが、緊迫感を醸し出していて良い。閉ざされた場所での追跡と逆襲の連続にハラハラ出来たのが、感動した第一点目。


次は、ガラスの指を一本ずつ取り返していく中で徐々に明かされていく謎や、シチュエーションの全体像。ラストで一気に全てが明かされるのではなく、謎を小出しにしていくことで、最後のシーンまで興味が継続させられました。何だか演出の意図そのままに嵌っているのは自覚できますけど、それでもどうなるのか?と視聴するモチベーションが持続するのが良かった。


そして他のレビューなどでも触れられているラストのどんでん返し。このアイデア自体も面白かったのですが、話の途中で係わり合いを持つ女性が一人いるのだが、彼女との関係の変化が物語の寂寥感を一層強くさせます。


一エピソードだけだが、満足感は下手な映画以上でした。
他のアウターリミッツのエピソードも観てみたい。


ところで、古代王者恐竜キングのゲームですが、はてなキーワードウィキペディアでは稼動時期について全く逆のことが書かれていました。はてなの方では、「稼動開始が遅れた理由は、ダイノキングバトルが稼動したからと思われる」とありますが、ウィキでは、ムシキングが絶好調のなかもっと稼動を遅らせるハズが、逆にダイノキングバトルの登場により、稼動が早まったのだそうですが。どっちがホントウなのですかね?記述の詳細さから、何となくウィキの方が正しい印象だけ受けますが。