前作ヒロインは置いてきぼり。宇宙の法黎明編を見た。

幸福の科学映画、宇宙の法 黎明編を観に行った。手塚治虫の霊的指導があるだけあって、かなりエンターテイメント方向にふりきれた作品。アクション主体の宗教アニメってなんだ!? ドラゴンボール的なアクションが充満している作品だった。また宗教映画らしく神様へのお祈りシーンも充実している。

個人的に感じた欠点は前作UFO学園の秘密の完全な続編だから、これを観ていないと解らない点が散見されることである。キャラクターの描写や関係が前作で説明されているので、わかりづらい点が多い。アクションシーンも大量にあるがその分消化不良な印象がある。アクションで解決する問題はなく、その分カタルシスが得られない。

良かった点は、宗教映画らしいシーンがあること。例えば信仰心の肯定がてらいなく描かれていること。神様である地球神が正面に立って闘っていること。信者でなければ解らないシーンが多くあり唖然とする部分があること。これらは非常に観ていて楽しい。

そして今回登場したヒロインのザムザが、非常に良かった。このキャラクターを産み出しただけでも、この映画に存在価値はある。非常に魅力的なヒロイン。もとのヒロインの存在が忘れられてしまうくらいだ。なんというかツンデレキャラ? スタッフの力が入っていると感じた。

また観に行きたい。