リリカルなのは劇場版1

リリカルなのは劇場版1

何人か日記で書いている人がいるので、オレも感想を書いてみます。

・よかった点。
?アクションシーンが非常に面白かった。特に導入部、なのはが初めて魔法を使うシークエンス、ここが心踊った。ファンにとっては言い古されたことだと思うが、リリカルなのはって、ロボットアニメと魔法少女というアニメで確立した形式を上手く使った作品だという評価を聞いた事があるんですが、よくも悪くもその通りだということが分かるのがアクションシーンだと思うんです。その、戦闘シーンに、わくわくした。細かな手順を踏んで魔法を発動させていくステップの描写が格好いい。ここはロボットアニメの形式の利用だと思う。魔法の発動自体が見せ場になっていて、それを観るのが気持ちよかった。二人一組で戦う感じも好き。また劇場の音響設備で、アクションシーンの魔法の音関係の迫力も倍増していたように思います。
?大空の描写が素晴らしかった。なのはとフェイトが中盤戦うシーンなど、大空の雲を背景に戦う場面があった。おそらく実情は背景美術の負担軽減なのだろうが、そこで戦うなのはを観ているのが気持ちいい。雲を切って、なのはが飛ぶシーンが好き。
?フェイトのお母さんの衣装、メイク。あのセンスは素晴らしすぎる。紫のルージュと、悪の組織の幹部みたいな服装。会社をやめ、愛娘をなくした彼女の迷走を表現しているのか。
?テレビのダイジェストにとどまらず、エッセンスをまとめあげた、という感じが良かった。各話のクライマックスが、一気に観れて、高揚感が持続したままラストまで観続けていたように思う。
?フェイトの生い立ちとその後。尺の問題か、なのはとフェイトの関係のプロセスの描写がちょっと薄くなっている気がするが、わかりきった展開でも、泣ける。今回は、フェイトが主役なのだろうか。

・その他
上映中に携帯で話しているバカな観客がいた。こういう客は、ポップコーンのかわりに石鹸しか食べられない措置を取れないものか。あといびきをかいて寝ている客。一体、お前はなにしにここにきたのか?
劇場で観るには画面が平坦なシーンが多かったように思います。あと背景美術は、劇場版にしてはやっぱり、ちょっと見劣りする。でも、あんまり大したことじゃないです、これは、きっと。
それよりも、劇場のスクリーンで観る登場人物の目玉が1mくらいあるのが、怖い。目玉恐怖症になりそう!