ヒロインの黒タイツ姿で話題の映画「けいおん!」が公開された!

(某勉強会用に書いた原稿をもったいないから載せます)


 現在公開中の映画「けいおん!」をタイツ好きに、大いに薦めたい。大画面で黒タイツの艶めかしさを存分に楽しむことが出来るからである。この映画の元となったテレビシリーズ「けいおん!」「けいおん!!」も放送中、主人公である平沢唯の黒タイツ姿がいろんな所で話題になっていた。特に第一話で探し物をする平沢唯の黒タイツ姿に衝撃を受けた人は多いはずだ。私も平沢唯の黒タイツにノックアウトされてしまった一人だ。「けいおん!」は他のアニメ作品のタイツ描写に比べ、一段と艶めかしいものがあると感じていたが、映画を観て確信に変わった。劇中のタイツの描写は実にエロティックだと思う。黒タイツは派手ではないがスタンダードなものだけに目にする機会も多くファンも多いだろう。今回は、映画「けいおん!」の平沢唯の黒タイツ姿を中心に映画「けいおん!」を紹介していこう。
 とはいえ、そもそも絵に描かれた黒タイツでは、本物の黒タイツの存在感には敵わないのではないか? そう思うタイツ好きの方も多いだろう。しかし私は絵で描かれているからこそ、タイツの魅力が抽出されているのではないかと思う。先ほど他のアニメ作品に比べ艶めかしいと言ったが、アニメのタイツなら全て良いというわけではない。精緻にタイツを描けば良いというものでもない。その点、「けいおん!」では演出や絵の動かし方など総合的に見てタイツの魅力を存分に引き出していると思う。更に演出を生かし切る描写力もスタッフには備わっていると思う。
 この映画の見どころは幾つもある。ここから具体的に気に入ったタイツシーンとその描かれ方を、いくつか挙げていこうと思う。
 まずは平沢唯が通学するシーンの黒タイツだ。この映画を制作している京都アニメーションは特異なカメラアングルで様々な場面を描く事で知られるアニメスタジオだそうだ。この映画でも、そんなスタジオの特徴が遺憾なく発揮されている。例えば踏切の向こう側から、しかも視点は踏切棒の下側から、通学途中の平沢唯のタイツ姿が描かれるシーンがある。個人的には、このシーンの彼女の脚は、足首が引き締まった感じや、脹脛から太腿にかけてのムッチリとまではいかないがメリハリのある感じが、大変好みである。靴箱で上履きに履き替える際には、足首がアップになり、これも艶めかしい。この一連のシーンを観ていると、まるで平沢唯の通学を尾行しながら360度全方位から観察しているような気分を味わえて背徳的な感覚すら覚える。私たちが現実にタイツ姿の女子高生を観察するとすれば秘かに盗み見するかチラ見するしかないだろう。それも普段の目線でだ。様々なアングルでタイツ姿を眺める事の出来る悦び。それに、おそらく実写映画なら、ここまで多彩なアングルでタイツ姿の女性を捉えることはしないだろう。ここはアニメならではの楽しみといえる。
 また海外旅行に出かけるヒロインたちのタイツ姿を眺めるのも楽しい。平沢唯は旅行中黄色タイツを着用している(王子様のようなカボチャパンツもいい!)。また普段タイツ姿でない他のヒロインたちもカラータイツで登場する。多彩なカラータイツ姿を楽しむ事が出来るのも、この映画の魅力だと思う。例えば初めての靴を履いた為に靴擦れを起こした中野梓が新品に靴を履き替えるシーンも足首がクローズアップで描かれグッとくる。欲を言えば、彼女が靴を履き替える様子をじっくり描写して欲しかったのだが。海外旅行中では他にも、ロンドンの寿司屋で行きがかり上バンド演奏をすることになった放課後ティータイム平沢唯の所属するバンド名)が演奏を開始するシーンの、平沢唯の黄色タイツ姿は逆光で描かれ美しい。まるでタイツの神が降臨したのではないかと思えるほどの神々しさだった。なお二日目は、ここでも様々なアングルから眺められる彼女らのタイツ。琴吹紬のオレンジタイツと中野梓の水色タイツ(中野梓が間違って平沢唯を殴り倒したシーンの下向きからのアングルがいい。それと寝ぼけ眼で別の部屋を訪ねる水色タイツ姿も可愛い。帰ってきたままのタイツだからきっと匂いも・・・)。三日目は普段通り、平沢唯は黒タイツに戻るが、私服(またカボチャパンツ)との組わせもなかなかだ。最終日のバンド演奏では制服に着替える際は平沢唯だけがタイツ姿になるが(メガネの先生も一応タイツ姿)、特に英語で歌い始めるシーンの平沢唯のタイツ姿もいい。
 上記以外にも、冒頭のフェイク演奏での前屈みになった平沢唯の黒タイツ姿、後半の卒業を迎えるくだり。卒業ライブで演奏する平沢唯の後姿からの黒タイツ、卒業式間近に屋上で楽器を置いて走り出す黒沢唯の黒タイツ(平沢憂によれば新品のはず)、夕焼けで後ろ向きに歩く平沢唯の黒タイツにつつまれた脚、などなど魅力的な黒タイツ姿が沢山ある。
 だが一番魅力的なのは中野梓へ送る曲を練習する際に見える、座り込んだ平沢唯の黒タイツ姿である。土踏まずと膝の曲線。脹脛の盛り上がり。そしてつま先。レギンスにはない、脚をすべて包み込むタイツの魅力を確認出来る名シーンだ。平沢唯がタイツ姿で座り込むシーンは劇中2回あるが、お勧めは二回目。座ったt姿勢から立ち上がる際の躍動感あるタイツ姿を眺めることが出来る。
 なお、これらのアニメ・シリーズの原作となった漫画版「けいおん!」も存在する。ただし第一巻の平沢唯をはじめ表紙では誰もタイツをはいていない。平沢唯が黒タイツを着用するようになるのは1年近くたってからの事だ。アニメ版で彼女らのタイツ姿に注目した方は注意して欲しい。
 今こそ、平沢唯の黒タイツ姿を堪能するために、劇場に足を運んで大画面に目をくぎ付けにするのがベストだ。自分も、映画館には、もう一度行ってみようと思う。