深夜アニメのルーツとは?

可也ざっくり言えば、深夜アニメ=製作委員会方式による出資・ソフトや関連商品で儲ける・深夜だからちょっとキツイ表現もOK。夕方のアニメ=CM提供協賛会社によるスポンサード・全年齢が視聴するから配慮、といった感じでしょうか。


深夜アニメのルーツはなんだろう?


現在主流の深夜アニメといえば、そのルーツはどこか? マニアは仙人部落ではないかというが、確かに深夜放送とはいえ(現在の深夜とは違うが)あれはテレビアニメが大人向けか子供向けか不確かな時期のお話しで、作り手も試行錯誤の時代だったから、そもそも若者向けの深夜アニメと関係ないだろう。


深夜アニメのルーツは3つあると思う。現在の深夜アニメの特徴を3つ挙げれば、1.深夜に若者向けアニメを流すという意味、2.若者層にソフトを買ってもらい資金回収するという意味、3.そして地方局で安く番組枠を買い取り放送するという意味。


1.でいえば直接的にはエヴァの深夜放送が成功した事。とはいえ、それ以前にも銀河英雄伝説の深夜放送がそれなりの成功をおさめたり、深夜の懐かしアニメや特撮の放送が成功したことがある。こういう見方をする場合、レモンエンジェルはどうなんだろうなと思うが、まあ深夜にアニメを放送しても、ビデオで録画してみる人が多くいるあるいは、深夜でも起きアニメ見る人が多くいるという発見の元に深夜放送がはじめられたのは間違いないだろうなあ。毎日放送ではアキハバラ電脳組逮捕しちゃうぞは深夜枠だった。アニメは深夜でもOKという発送は、それなりに早くからあっただろうねえ。うん。


それから2.は、OVAが80年代からあった。その前もオフシアター(夏への扉など)が上映されていた。こうした方式は現在でも教育アニメなど(たとえば「もも子 ぼくの妹だとか、酒井法子出演のアニメ)などでも、自主上映して上映料金やカンパなどで製作費を回収するというのがあったかな。


3.は、全国ネットでは放送出来なくても、地方局中心に流せばいいという発想のアニメで、これの嚆矢は、確かアニメ雑誌で読んだ限り、えーなんだっけ? バサラだったか、BASARAだったか、とにかくばさらってアニメ。戦国BASARAでも熱気バサラでもないからねー。なんだっけ? いずれにせよ、全国放送しなくても、アニメはOKって発送が元にあったと思う。これも、地方局で深夜再放送アニメが意外と検討したことがあるのかも。


とまあ、色んな流れから今の深夜アニメは方向つけられていたんだと思います!


誰か突っ込んでー!


3.のはじめて=「BASARA」のアニメ、田村由美の漫画原作