読売のアニメ記事

読売オンラインの「アニメ…マンガの兄弟にして最強のライバル(4)」という記事を読んでいて疑問に思ったのでメモしておきます。

http://www.yomiuri.co.jp/book/comic/manga/20110224-OYT8T00390.htm

活動を休止する昭和45年ごろまで、おとぎプロでは『五万匹』という題の短編、『ふくすけ』や『おんぶおばけ』『ひょうたんすずめ』といったテレビ用のアニメだけでなく、CMなども数多く制作した。

とあるが、確か1970年になってやっと「動物村物語」というタイトルでテレビ放送されたという『五万匹』はともかく、
○『ふくすけ』1957年 東宝系封切
○『おんぶおばけ』1955年 横山は自宅をスタジオとして16ミリにより製作、文春クラブで試写会を行ったという。おとぎプロは、この翌年1956年に正式に発足した。これはどちらかというと、プライベート作品?
○『ひょうたんすずめ』1959年東宝系封切、同時上映「女ごころ」で、おとぎぷろが試作した同名16ミリの35ミリリメイク作品だという。

だから、これらは映画であって、テレビ用のアニメじゃないんではないだろうか?

記事を書いた吉弘幸介さんは、どういう文脈で、そう書いたのかなあ?

あるいは、自分が知らないだけで、『ふくすけ』や『おんぶおばけ』『ひょうたんすずめ』は、おとぎプロがテレビ用に売り込む算段をしていたというエピソードやインタビューがあるのだろうか。

なお、日本初のテレビアニメ作品インスタントヒストリーをおとぎプロが製作するのは1961年。テレビ用に「宇宙少年トンダー」を作るのが1963年だがスポンサーがつかず放送されなかったという。

検索したが、わからなかった。

細田守について「『デジモンアドベンチャー』や『サマーウォーズ』『時をかける少女』といったテレビ用のアニメだけでなく、CMなども制作した。」と書かれているような感覚(ちょっと違うけど)。