京アニって赤毛のアン作れるの?

京アニのって赤毛のアン作れるの?
どういうことかというと、京都アニメーションの評価で「原作世界を忠実にアニメで再現するのが素晴らしい」というのがありましたけど、赤毛のアンについて高畑勲がそういうことを言ってたような記憶があるので、連想で書きました。赤毛のアンというと実はビデオリリースで山のように作品が作られていますが、ここで言っているのは日本アニメーションのフジテレビ系の「世界名作劇場赤毛のアンです。
で、ウィキペディアには出典不明だが、
モンゴメリの原作を、忠実に、そのまま映像化した作品として高い評価を受けている(アニメオリジナルのエピソードは第25、38話のみ)。監督の高畑勲は、原作を読んでもアンの心情を理解できなかったため、原作のとおりにやるしかなかったという。」
なのだそうです。
キライだったのか。キライでも原作通りに作れるわけですから、プロは凄いですよね。プロがその気になれば、原作の登場人物の心情などわからなくても原作を再現できる。素晴らしいエピソードですね。
ところで、京都アニメーションも作品に恵まれれば、あるいは今でもアニメーションが相変わらず人気コンテンツであれば、世代を超えた名作を作った会社として、未来までスタッフも賞賛されるんでしょうけど、原作となっているラノベ作品や、PCゲームは作品自体は素晴らしいけれども、20年後まで残るコンテンツがどれだけあるのか。
ここで否定的な事をいえば、おしまいなんです。確かに、京アニの近年のヒット作は若者向けコンテンツばかりで時代を超えた普遍性はないのではないか。例えばハルヒなんて、もう飽きられているとか、消費されつくして数年後にはぺんぺん草も生えていないとか、いうのは簡単なんですが、20年後にもまだ名作とされているとすれば、どういう形で残るのか思いつきを考えて書いてみる。
赤毛のアンみたいな形で!
・世界的な伝播により世界中で地道に売れ続ける。
翻訳が各国で出ていますが、古典としてアニメ込みで売れ続けるようなイメージ。20年後には某アニメの映画版みたいな感じでハリウッドでリメイクされているとか。
・日本国内でも時代を超えて愛され続ける。
母親や父親が、子供に是非見せたいアニメとしてDVDを買う。更に子供がソフトを子孫に伝授。懐かしのアニメ最終回ではハルヒキョンのキスシーンが定番に!
親子で語り合う物語として。青春の読み物として。
あるいは、スレイヤーズのように、角川つばさ文庫のアレみたいに、ハルヒが小学生として登場するリメイクが小学校の図書室に。
うーん、あまり実現するとは思えないが、未来はわからんので可能性として書いておきます。