「アニメの門VOL.5」@ネイキッド

「アニメの門VOL.5」@ネイキッドへ行って来ました。

内容は、藤津亮太小川びいによる、アニメ雑誌に関するトーク


結論からいえば、ここしばらくで見たトークライブの内では、非常に高レベルなトークだったと思う。

内容も良かったが、トーク自体が、最高でした。

内容については70年代以降現在まで発刊されたアニメ雑誌についてのコメント中心に行われていたのですが、ライターの立場からの視点で述べられるアニメ雑誌興亡の話などは、とても面白かったです。

それ以上に、藤津氏と小川氏の丁々発止の掛け合いが、聞いていて気持ちいい。

小川氏は、「人の話を聞かないで自分の言いたいことだけ言うオタク」というか壇上での藤津氏の言葉を借りれば「自分の思い込みと妄想で」語っている(ように見える、少なくとも壇上では)キャラクターで、こういったキャラクターの人が壇上に上がると、その主張だけが投げっぱなしになることが多いのですが、小川氏の主張を全て受け止めて投げ返す藤津氏の捕球能力と肩の強さが、素晴らしい。
特に、第二部でいい具合にお酒が回ってきた頃のトークは、何かが確実に降りてきてましたよ。
お互いの立場の違いを認識・認め合いつつ、安易に相手の議論に乗っからず、かといって無視せず、言葉のキャッチボールの上手い例を見せていただきました。
また、客いじりで、客席のオトナアニメの主幹である多根清史、ライターの前田久がいじられていましたが、いじりすぎず、いじられすぎずで、バランスが上手かった。知人が客席にいて、壇上からマイクを渡してグダグダになってしまうイベントを見たことがありますけど、そんな雰囲気が全く無いのも良かった。
ゲストが登壇できなかったのは残念でしたが、上記のようなトークの完成度、いや、コントなどと違って練りこんだ訳ではないから、盛り上がりという方が正しいか、のお陰で非常に満足度が高いイベントでした。
このイベントは何度目かだが、今回のテンションの高さは、突出していたなあ。

次回も、行きたいですよ。


(概要)
http://blog.livedoor.jp/personap21/archives/65117507.html


まあ、アニソン1000曲と迷ったわけですが。