なぜローレンス・レッシグは・・・。

最近読んだ本。

ネットいじめ (PHP新書)

ネットいじめ (PHP新書)

★★★★★
いわゆるネットいじめに関して「裏サイト」などについて、非常にバランスよく纏まっていた。一冊の中で展開される論点が多岐に渡っていて、読んでいて刺激を受けます、色々と。数冊分の内容。文章もこなれていて、非常に読みやすい。
内容は、再度参照したいので、これは古本屋に売らずに残しておきたい。*1

ウェブの書き込みがリアルなコミュニティと地続きだなんて、アタリマエなんですが、そのアタリマエをキチンと書いているのが素晴らしいです。

おススメといえる本だと思います。
さわりの部分は、以前阿佐ヶ谷ロフトAのイベントで著者が話していたので、本が発売されるのが楽しみだったわけですが。当日の出演者の中では、彼の話が一番スリリングでしたし。

何のイベントだったかは教えない。



で、この書籍を読んだ感想ではなく、非常に重箱の隅をつつくんですけど。
この本の内容や評価とは全く関係のない話をします。



この本ではローレンス・レッシグに触れているのですが、
彼の名前を、「ローレンス・レッシング」と間違えて表記されてしまっているんですね。
第五章 P234参照。
コレを読んだ瞬間。

荻上チキ、貴方もかー!」

と思わず叫んじゃいましたよ!

最近マイブームの間違いを、この本でもしてしまっているなんて。
多分、校正ミスか、単なるミスタイプだと思うんですけど。

マイブームといいましたが、
最近あるブログ(非はてなダイアリー)でローレンス・レッシグLawrence Lessigのことを、ローレンス・レッシングと間違えているのを見つけました。もしかして、ローレンス・レッシングという人物も存在するのか? と思い検索してみたんですけど。
なかった。
ブログの内容もクリエイティブ・コモンズについてのものだったし。
レッシグだよなーとしか考えられず。
念のために、手元の著作を確かめてみましたが、やっぱりレッシングじゃないよなー。

CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー

CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー

著者の顔が穴から見えるというデザインはスごいよなー、遊んでますよね?

そのブログもレッシングという表記は誤記だと思うんですが、検索すると意外とローレンス・レッシングと書いている人が多かったのです。
何がツボにはまったのかローレンス・レッシングで検索かけて探していたんですよ、間違いを探して。
気づいたら、5時間ぐらい!
俺、よほどの暇人ですか。
はてなでもコードやコモンズの書評で間違えている人が。
ほんの数週間前なんですが。冷静に考えるとバカですか。
後で、これならニコニコで動画見ていた方が良かったな、
と後悔したのですが、今回読んだ本に同じ誤植があって嬉しくなりました! わーい。
*2

そして、はてなのキーワードでも誤記だと登録されているのを見て、一時期よっぽど多かったんだなと、思ったりしました。

思うに、
これは、
レッシング(*3)という名前について、
・レッシングという姓を先に覚えてしまったのでついレッシングだと思い込んだ。
・レッシングという人物が強い印象を受けた人物だった為についレッシングと書いてしまう。
・Lessigという文字列に、幻の”ing”を見てしまう。
からではないか、と自分は考えております。
特に、ing誤認説は、中高生の時の英語教育で、動詞にingをつければ進行形だ、などと機械的に覚えていた自分も陥りやすい罠だけに、魅力的ですよ!


とりあえず、
アーキテクチャ!!
と無意味な叫びで終わる。

*1:新書は、あたりはずれが大きいので、基本的には、読んだ端から処分しないと、部屋が狭くなる一方ですよ。

*2:10分前は、他にも間違えたブログ晒そうと思ったんだけど、やったほうがいい?今回は、やめときます。

*3:はてなのキーワードでもGotthold Ephraim LessingとDoris Lessingが挙げられていますし、ウィキによれば、Theodor Lessing 、 Franc Yul'evich Levinson-Lessingという人などセカンドネームがレッシングの有名な方は多そうです