「あたしゃ神さまだよ!」と彼は言った。

■「神が起こった」
ある日のこと、電車の中で「神が起こった」という声が聞こえました。
近くにいた10代の女性が会話の中で、
「そのとき神が起こった」
言ったのです。
え?
「神が起こる」
ってどういうこと!?
会話の中身は詳しく分かりませんでしたが、どうも「信じられないことが起こった」のを指して「神が起こる」と言ったっぽいのです。
例えばネットにおけるの発言のなかで、

「神」=信じられない事、予想もしなかった事、非常に稀有な事

という意味で使われているのを知ってはいましたが、
それって、普通に会話でも使われている用法なんだ!
と正直驚いたのでした。
びっくりした。

終わり。



ここで、
①軽々しく神という言葉を使うなだとか、
②昨今の言葉の乱れが云々だとか、
③そんな大したことでもない場面でも「神」という言葉を使ってしまうのは使う人物の想像力が欠如しているからではないか、
といった事を広げて書いてみても面白いのかもしれない、いや、本当は面白く書ける自信がないので、やめておきます。

考えれば、日本には、もともと八百万の神々がいることだし、信じられない事、予想もしなかった事、非常に稀有な事の神様がいてもおかしくないし、若者がそうした神様の存在を感じ取って言葉にしているのかも知れない。

信じられない展開が起こるのも、神様のお陰。

予想を超えた出来事も、神様のお陰。

なのでしょうかネ?