怪しいグルーヴ感覚に囚われて。

kumaXX2007-02-21

二次元へいきまっしょい!

二次元へいきまっしょい!

◆今頃読みましたが、
発行が一年ほど前の本です。内容はいわゆるタレント本の類です、ポッドキャストの出演者本?あるいはオタクプロレス本。
細かいアレは取りあえず置いときます。あと10年寝かせれば、この時代にこうした視線でオタクを取り巻く環境を見ていた人達がいたのだという資料になり面白く感じそうです。今現に宅八郎氏のイカす!おたく天国とか読む感覚が味わえるのか?(比べるのも無茶苦茶な話だが、ふと思い出したので)宅氏のこの本に比べると〜オタク天国が宅八郎氏のオタク遍歴というか、どういう作品が好きだったのかなどをタラタラ述べている(確かSPA!連載を集めた本なのでまとまりがないのは当然なのだが)内容で乱暴にまとめれば宅八郎というタレントに焦点をあてた本寄り。現在で無理矢理例えればガンダム芸のような立ち位置だったのかもしれない。宅八郎氏はTV出演時に「オタク=奇矯な人」というイメージで演じてしまった為、未だに年寄りからは、彼のイメージでオタクを見る事が少なくない、いヤ、マジで。TVの影響力って凄いですよ。あと当事は”おたく”という表記だったのだと改めて思い出し。
二次元へ〜の方は、著者等が執筆時のオタク環境をどう捉えているかを書いているのだが、改めて最初の言葉を見返すと、オタクの定義がアニメ会と本田氏で全く違うし齟齬があるのが面白くないかな〜と。


ところで、同人誌について書かれている章、サンクリについて触れている箇所に興味を少し。
ストーリーは省きますが、夏休み真っ最中にサンクリに出撃することになる主人公達、この次の週はワンフェスです。真夏にサンクリは開催されていないので、おかしいと思うところですが本来コミケに参加させるよう書き進めていたところ3日間の参加の様子を書ききれなくなって苦肉の策でサンクリに変更したのではないか、と思うのは考えすぎでしょうか?

そして、主人公達の待ち合わせ場所が、池袋東口にあるジュンク堂書店
サンシャインクリエイションに参加する時の待ち合わせ場所としては不便なのではないか、自分はずっと池袋には電車で通っているので一瞬そう思ったのです。実際電車で参加する場合は遠回りではないでしょうか、そこよりアニメイトらしんばんまんだらけの方が良いのでは?

しかし、早稲田や新宿方面からバスで池袋に来るなら、これは非常に便利な待ち合わせ場所かもしれません。そういえば筆者の本田透氏(あと米粒写経の人も)は早稲田大学出身なので、ふと、その方面に住んでいた事があって実際に池袋に行くときにはジュンク堂を待ち合わせ場所に利用していたのではないか、と想像してしまいます。
また、アニメ会メンバーの誰だったか忘れましたが、ライブでの発言で、この近辺に住んでいたことがあるとかないとかいう話があったようなないような。執筆者の方々が実際にサンクリに参加する際のルートや待ち合わせ場所を想像できて面白いかなと(本当に、どうしているかどうかは知らん)。