コミケ同人誌と俺俺詐欺の関係

タイトルは関係なく、今回のコミケ70で入手し現在までに読んだ同人誌の感想とか。今回はあまり買い物出来なかったので、数が少ないのです。()内はサークル名です。本当は不明ではなくても、本に記載がない場合は不明で書いてます。残りは、今度。

当然ながらネタバレあるよ!!・・・・・・・・・

■ナレーション大全集第三集(TAFI)
番組のナレーション紹介本。いろんなナレーションが読めて面白い。
■GO!MAD FANS!〜ブエノなキム本〜(キム本プロジェクト)
キムポッシブルの同人誌。なんでも外国からコミケに来た人が一気に何十冊も買ったらしいが、日本人が読んでも面白いと思う。まあ、キムはあまり見てないけど、好きな気持ちが同人誌になればそれは読める本。
■カイヂウ(RASK)
KAIJU BIG BATTEL FAN BOOK!!怪獣ビッグバトルの本が!!こういう分野で本を出す人がいる限り、日本は大丈夫だきっと。俺はDr.キューブ好き。絵葉書を三枚もくれたサークルの人に感謝したい。
■ゲド漫記(TMR)
東京大学漫画調査班の42回調査報告。チームプレイで漫画評論。大学内の輪転機で印刷している感じがいいですよ。
■でんでん伝(みにゃもと)
みなもと太郎同人誌。エロや萌えの同人誌は多いが、お下劣な同人誌はどうだろう?お下劣、ほめ言葉の意味で。下半身裸のおっさんが背表紙。
■ZOIDS DE ENGLISH(Sand Storm)
北米版アニメのゾイド本、放送事情も良くわかった。いい本だった。いろいろ買った際に質問したらサークルの売り子さんが「私はただの売り子なのでゾイドなにもしらないんです〜」と言われ。作った方に話聞きたかった。
■オタクのファッション道(ビバ!メガネくん)
そうか、声優さんはおしゃれじゃないとだめなんだ!あと、夫の人のキャラクターがいいです。
■高校生キャラ大百科1(アニメ会)
次は、人妻キャラとか熟女キャラでお願いしたいと思っている人は自分以外にどれくらいいるのか?表紙がハルヒだと、さっきまで気づきませんでした、ごめんなさい>表紙描いたYu−jiさま。
■最近のヒロシ2(甲冑娘)
面白かった。なお8ページコマ目の(事実に反したので削除しました)
■線研彙報(ブログ同盟戦研)
いろんなブログの書き手にいろいろ書いてもらった文集を同人誌として発行、しかも無料配布!こういう同人誌こそコミケらしいというか、コミケ独特の本ですよね。すばらしい。編集人ブログで内容が読めるようなので紹介しておきます。>http://blog.livedoor.jp/argon1/
■Iron Monkey№.03改(鉄の猿)
特撮アニメ漫画のクルマ。いろんなくるまがあるんだな、いろんな作品あるんだな。勉強になりました。
■INSIGHT零号(出版総合研究所)
戦闘機の航空戦の変遷が面白かった。あと、軍用機の定義、そういうことだったのか。
■パチモン大王別冊(からまん)
フィギュア王連載のあれとか。安ぬりえの女の子可愛いっスよ!マジで。萌え。愛人。
■オタクイズデッド(ロケット野郎)
発行2006年3月18日。新宿ロフトプラスワンで行われたイベントを同人誌化。同じく新宿ロフトプラスワンで行われた日本オタク大賞出演依頼に対し「オタクは死んだ」と答えて出演拒否していたことから考えて、このテーマで岡田氏はかなり以前からアイデアを暖めていたのではないかと思う。内容はイベントのとおりだと思う、行ってないけど。岡田氏本人が売り子をしているのが怖かったので、委託先にて購入する。それに、ライターの人とかが、岡田氏に挨拶してい場面だったので、売り子いなかったんだもん。
土人大百科(パンダ大将)
昭和のにおいがします、昭和中期の!濁酒は飲みたくない、正直言って。女の子の絵は可愛い、成人向け。
■きのうの島本さん1(ウラシマモト)
う〜ん、なんというか。なんというか。作者はファンなのだが、なんというか。微妙。
■THEM(SFC CRASH AND BURN)
日本の特撮を元にした海外版漫画が紹介されている。その解説に圧倒されます。見つけたら買わないと後悔する本。
燃えよペン(第10巻)(ウラシマモト)
石森章太郎が大好きなんだなあ、その気持ちは本を読んで痛いほど感じたのです。自分は仮面ライダーのファンでもないのですが、なんとなくあのメッセージは解読可能だった。
■むかしの話をしようじゃないか・特別編マイティーオーボッツを知っているかい?(AFC2F)
マイティーオーボッツの本。人に聞いたらコミケ70では少なくとも3サークル以上マイティーオーボッツの本を頒布していたらしいが、その一冊。データがアニメージュまるうつしなのが残念。だが今マイティーオーボッツの本がコミケで売られているという事実自体、考えればすげ〜な。
畸人研究21号(畸人研究学会
なんか、定番、あとでタコシェいけば買えるのに、つい購入。あいかわらず、こういう人たちに鼻が効くのがすごい、畸人の神に愛されているのだろう。ただ、妙に日記とか増えてきている感じで、もっと畸人の研究ページを増やしてほしいものです。日記を読めば筆者が何を食べたかに詳しくなれそう。食べ物がおいしいような描写がいいけど。ところでサークル主幹の今柊二氏は某プラモ本を作った際にあれをあれしたと人から聞いたのだが真偽は?知ってる人教えてほしい、古い話だが。と質問しながら人にわかる話を書かないのは自分の悪い癖です。
■あなたの知らないアラビア語会話(不明)
NHKの教育放送で放送されたアラビア語会話のスキットが実は爆笑ものの寸劇だったという本、ほんとすごいNHKって、天才が多くいるのだろう。イラッ・リカー!
■日本の夏、厨の夏(2パック余る)
面白〜!!最高、でも中身はやばすぎて紹介できない。これぞ、これぞ、評論・情報系同人誌!俺が読みたい買いたい同人誌は、こういう本です。次回もこのサークルには期待したい。
■涼宮ヒトラーの憂鬱(電波の友)
萌える総統本。SOS団vs山百合会。歴史詳しくないのでなんともいえませんが、変な踊りを踊る総統が萌えると思う。この本を買ったあたりでのコミケ2日目終了後の拍手がすごかったよな〜。
直言兄弟+(直言兄弟
掲載の「福田ジュンコの憂鬱」というマンガが作者の脳内アニメマンガワールドを表出させていて、たぶん傑作、同人誌のマンガってこういうものだよな、好きな作品とキャラをぶち込んでみた感と切迫感が良い。作者は現在では直言兄弟兄として有名だと思うが、個人的には以前マンガ地獄変というムック本で藤子Fについての記事に関し現在ではプロインタビュアーとして有名な吉田豪氏に名指しで「この記者は死ぬべきである」と批判されていた(有名な話?)のを読んで名前を知ったのだったなあと、関係ないけど。
■パチゾイド大図鑑(Ti−Cir)
ゾイドのあれ。世界中のゾイドのあれをカラーで紹介。力作!コレクションと同人誌製作ともに本を作るためにいくら労力をつぎ込んだのか、計り知れない。
■韓国道中ヲタくりゲェー2号(日韓アニメ研究会)
旅行記。サークル名に反しアニメ情報少なく残念。紹介韓国漫画も昨年10月情報で現在経年劣化し惜しい、アンバランス×2北米版もう出てるし。冬コミで入手できてたら良かった。1号では韓国アニメデータの間違いが多かったので(たぶん韓国のサイトを丸写しにした際に間違いまで丸写しにしたらしい)訂正版を望む。この本の中心は筆者らの無軌道な行動記録。アポなしで韓国アニメ関係者をたずねる姿がドキドキ感覚心臓に悪い。KAABを訪ねるあたりは昔アニメックで読んだ「アポなしで日本サンライズを訪ねるアニメファン」を思い出させる、日本のアニメファンの評判を落とさないでほしいな(w
■吾妻賛(すーぱーがーるカンパニー)
吾妻ひでお氏の失踪日記が第34回日本漫画家協会大賞受賞したことを讃える同人誌。読み逃した関連記事が転載されていて嬉しい。祝辞執筆者の名前だけ見ても、吾妻ひでお氏のファンがいかにコアな人が多いか、思い知らされ。いろんな人が描いた吾妻キャラが掲載されているが、やはり吾妻氏本人の吾妻キャラが一番好きだ、いくら赤井孝美氏のななこが可愛くても、作者本人の描くななこには少なくとも俺の脳内では敵わない。ななこSOSは、たぶん自分のトラウマキャラだから、なんか引っかかるのです。といいながら、この同人誌で、ななこの初出がポップコーンでなくPekeだと初めて知った無知な自分がいる。あと、失踪日記の書評掲載一覧を見ても、あの作品、いかに衝撃が高かったかわかるのです。
■と学会誌17(と学会)
今回の本は厚い、なんでもいつも以上に原稿が集まったそうですが。「中学生の生活記録2」の紹介、例会の13時間前に本を発見したそうですが、この方、トンデモの神に愛されているのだなあ・・・・・。ちなみにその時間、同じ場所に俺もいた、けどそんな本の存在に気づかなかっただけに、愛された人物とそうでない人物の違いが実感出来る。「日本型ヒーローが世界を救う!」という本の紹介、コミケカタログでインタビューが掲載されてましたが、アメコミ言及部に違和感が感じられるインタビューだったのだが、山本弘氏によればどうもトンデモ本らしい。少なくともアメコミ言及の引用部分読んだ限りではアメコミに詳しくなくてもオカシイ気がする。今度原本を読んでみたくなった。もっとも本当にトンデモなのかは原本読まないとわかりません(かなりおかしな本だという予感はするが)。山本弘氏自身も勘違いしたりすることもあるし(例えばコレクターユイがプログラムを”集めている人”だとかwマイトガイン最終回の言及など、え!細かい?>追加:日本型ヒーロー読みましたが、この程度のレベルの間違いではなかった、やっぱり山本氏はマニアだけにそんなに大きな間違いないしなあ)、鵜呑みにせず自分で内容確認必要だよね。
■中国SF小説の変遷(無頼一番星)
卒論を同人誌にしたそうです、これもコミケっぽい本の出し方のひとつ。中国の科学文芸の話とか。
■ぶっとび漫画大作戦10(WAIWAIスタジオ)
以前知人が買った麻雀漫画の気になる作品のタイトルを忘れていたが、この本で正体が判明した。こういうことがあるから、この手の同人誌は読んでいて嬉しい。
■詳説?劇場版デジモンアドベンチャー(どうかんやまきかく)
詳しすぎて逆になにがなんだかわからないほど詳細。追記:デジモナドベンチャーと誤記すいません。