観覧した人のブログなどで読んだのですが、サンライズフェスティバルの前夜祭 イデオンナイト！で、富野監督が、韓国の等身大テコンＶに対抗して、等身大イデオンを作るべき、という発言をしたそうです（現場には居なかったのでブログなどでみただけでニュアンスなど未確認ですが）。イデオンは１００ｍ超えてます。巨大な建造物を見たいっす。このイデオンナイトのチケットは発売即完売したそうですが。発動編はとんでもない映画なので劇場で観たかった。サンライズフェスティバルでは、見たいものが多くてどれかに行きたいのですけど、個人的に特に、【勇者ウィーク】は、是非行って見たいなあと思います。誰か一緒に行って下さい！
ところで、サンライズとテコンＶといえば、「超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」を思い出します。
この映画に登場する夏美の記憶から作られたイミテーションの街のおもちゃ屋さんに、テコンＶ９０らしきポスターが貼られているのに気付いた人も多いと思います。ケロロ軍曹はマニアックなネタを仕込むことが多いので、韓国アニメとは際どいネタだなと見ていて思いました。
でも、この映画を観ているとそれだけじゃないんです。
あの街が存在するシチュエーションから深読みすると、イミテーションの街にはキッチュなテコンＶが似合うというスタッフの主張を読み取ることも可能なのですよね。
テコンＶ９０は、テコンＶシリーズの今のところの最新作ですが、９０年に公開された作品で、これに登場するメカの多くは、サンライズのリアルロボット路線の影響を強く受けたデザインです。サンライズ側から見れば、類似品とも言えるわけで、ニセモノの街に登場するロボットは、テコンＶ９０が相応しい、という風にも読めて、ある意味挑発的にも思えます。
だからポスターがテコンＶ９０っぽいものだというのは、ネタとしてもネタ以外でも出来すぎだ！ と思うのです。
これって、考えすぎ？？
なおケロロ軍曹の映画は名作なんで、意味がわからん人は、きっと見るべき。
また、テコンＶと伝説巨神イデオンといえば、４作目のスーパーテコンＶについて言及したネット上の発言など読むと、人類の惑星基地を襲う三本脚のメカを、重機動メカのパクリだと断言している人が意外と居ます。
スーパーテコンＶは、モビルスーツっぽいメカが登場する作品なので、同じサンライズ作品を連想してしまうのも判るんですけど、テコンＶが日本アニメのパクリだと指摘するなら、せめて日本のアニメくらいはちゃんと観ましょうよ。まずはヤマトよ永遠にとか（おそらく三本脚のメカは、こっからの引用）。あと日本のじゃないけど宇宙戦争とか（そもそもヤマトよ永遠にのメカの引用元はこれ）。
・・・って、違っていたら、どうしよう？
ところで、渋谷のテコンＶ上映も時間を見つけて見に行きたいものです。
誰か、一緒に行って下さい！！
それで、テコンＶ上映が始まったからか、マジンガーＺのパクリだと知ったかぶりをしている人が多いのですが、そうした人は、本当にマジンガーＺを見たことがあるの？ 本当にテコンＶはマジンガーＺに似ているの？ こんな事を思うのも、実際のテコンＶはグレートマジンガーを踏まえて作られていると思われるから。それでパイルダーは登場しますが、実際にデザインを見る限り、胸の形状はグレートだし。
読んだ人がどれだけいるか判りませんが、過去の韓国アニメを紹介した記事
http://www.lares.dti.ne.jp/~mizuo/kite_moe.htm
のテコンＶ企画書についての記述からももマジンガーＺよりはグレートだと思われます。まあ、この連載自体、不正確あるいは偏った内容もあったりで、読むのに気をつけないといけない部分もあるのですが、企画書写真の部分は、たぶん信頼していいのかも。
下記の記事の大畑氏の発言にもあるように、海外の物は「韓国アニメを鑑賞する際は、多少理解できない部分があっても自分の心の中で作品世界を妄想し、補完しながら日本アニメとのギャップを楽しむことです。」という感じで見るのが面白いかも。
巨大ロボットがダイナミックに大暴れ！ 幻の韓国アニメ『テコンV』が日本公開
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1300971&media_id=53
