命の大切さを扱ったアニメである。なお1996年の作品だけに冒頭は一人っ子である主人公ツヨシが友人と一緒にストリートファイターⅡ的な対戦格闘ゲームを遊ぶシーンから始まる。ふとしたきっかけから兄であるハジメの写真を見つけるツヨシ。兄は生まれつきの病気で生後間もなく亡くなっていたのだ。両親からハジメの話とツヨシの思い出話を聞くことになる。もし兄が生きていたらと想像しながら眠りにつくツヨシはハジメと遊ぶ夢を見る。15分程度の短編であるが「もし兄が生きていたら」という夢を通して生きていることの大切さを訴えかける作品だった。兄は夢の最後に列車に乗って死後の世界に還る。このあたり銀河鉄道の夜を意識しているのだろうか? 石田彰が演じる兄がいい雰囲気である。テーマは決してリセットできない大切な命。ゲームはリセット出来るが実際の命はリセットできないというメッセージが込められているのであろう。北九州市の小学生の書いた詩が画面に映し出される。ラストはみんなでドッジボールをする。監督は池田寛。制作協力は旭プロダクション、リバティシップ。
統一教会(家庭連合)アニメまとめ
統一教会(家庭連合)アニメをまとめてみます。統一教会(家庭連合)ではいくつかのアニメを製作しています。同人誌『宗教とアニメーション総集編』を参考資料に簡単に紹介してみます。
ネタバレを含むので気を付けてください。
『清平アニメ ・サタンの誘惑』
サタンが祝福二世を誘惑しようとあの手この手で挑むが失敗し続けるアニメ。第1話 酒・たばこ編、第2話 カラオケ編、第3話 インターネットに潜む罠、第4話 先祖の因縁が引き起こす罠、第5話 清平大決戦といった風に5話まであり、最終回ではサタンは改心し天使になってしまう。
『清平アニメ天使のささやき』
先の『サタンの誘惑』の続編である。サタンが天使になってからの話である。統一教会(家庭連合)の教義が語られる。
『炎の伝道師松本道子の奮戦記』
統一教会(家庭連合)初の女性伝道師松本道子を主人公にしたアニメ。原作のコミックスがある。クライマックスは名古屋伝道の過程である。
『再臨のメシヤ』
統一教会(家庭連合)の創設者ムン・ソンミョン伝記アニメである。
『天国道場』
死んだらどうなるかを統一教会(家庭連合)の立場から解説したアニメ。
『天国道場②』
上記『天国道場』の続編である。DVD2枚組の大長編アニメである。統一教会に入信した家族を主人公に。「熟年離婚の危機から脱出せよ!」「相手を変えたければ自分が変われ!」「子供を信じてあげよう!」「信仰の親に孝行せよ!」の4エピソードが展開される。
『がんばれ! ソンジャマン』
ヒーローものアニメ。第32話まである。信者向けのオンデマンド放送で公開されている。信者しか視聴できないが原作コミックスがある。
他にも『デジタル偉人館 神様の涙』がある。オンデマンド配信されている。『聖書ものがたり』は第8話まである。
アニメといっても統一教会(家庭連合)のものは(アニメと名乗ってはいるが)あまり動かない絵物語とでもいうべき構成。しかし後年の作品になるにつれて動く場面が増えていく。
#宗教アニメ
【新刊】ロボットテコンVコミカライズの世界を発行しました!
同人誌、ロボットテコンVコミカライズの世界を発行しました。今回の同人誌のテーマは、テコンVです。しかもコミカライズ。主に2020年に復刊されたテコンVのコミカライズを元に紹介しています。しかし紹介しているのは、
・ロボットテコンVの教育漫画
テコンVは知名度もあるからか教育漫画になっています。韓国では教育漫画は有力なコンテンツなんです。そしてインド、アフリカにインカ帝国について学習できる漫画です。インドではサイボーグとテコンVが戦うよ。
・ブイ
テコンVの後日談を漫画化した作品。なんとフンが……。
・宇宙作戦
アニメ第二弾のコミカライズ。しかし展開やキャラクターの役割がずいぶんと変化している。
・水中特攻隊
アニメ第三弾のコミカライズだが、これもキャラクターの役割や展開に違いがあり。
・ロボットテコンVと黄金の翼の対決
アニメ版とはこれも大きな違いがある。
・地下決死隊
アニメでは実現しなかったシナリオをコミカライズ。
・マイクロ決死隊
テコンVが小さくなってしまうというアイデアで作られたコミカライズ。
・黄金の翼とロボットテコンVの対決
アニメにはないパワーアップメカが登場する。
・ロボットテコンVとロボットカンガ
84テコンVのっコミカライズともいえる作品。
・黄金魔王
日本発のロボット軍団とテコンVが戦う。問題作。
・ヤカンロボット
テコンVのマスコットキャラであるヤカンロボットが主人公の作品。
・ロボットテコンVとタイザー
日本のあるロボットがテコンVと共演する。
・ロボットテコンV対サンダーA
二大ロボットアニメ主役ロボットが対決!
などなど。
他にもコミカライズや絵本を解説しています。
テコンVのコミカライズってこんなにあるんだ! という事を知ってほしい!
よろしくお願いします。
(通販はこちらなどでおこなっています)
ロボットテコンVコミカライズの世界(かに温泉)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス (melonbooks.co.jp)
テコンV
ロボットテコンV
コミケ新刊を委託開始しました!!
新宿の模索舎様、中野のタコシェ様にて新刊『ロボットテコンVコミカライズの世界』『宗教とアニメーション総集編』の取り扱いが開始しました。よろしくお願いいたします!
ロボットアニメテコンV コミカライズの世界 | 模索舎 (mosakusha.com)
宗教とアニメーション 総集編 | 模索舎 (mosakusha.com)
かに三匹「ロボットテコンV コミカライズの世界」 - タコシェオンラインショップ (shop-pro.jp)
人権アニメ『ふたりのタロウ』を観た。
人権アニメ『ふたりのタロウ』を観た。このアニメ、企画は埼玉県教育委員会、製作は学研映画社の同和教育作品だ。この作品なかなか作画に力が入っている。冒頭のサッカーシーンやタイムスリップのシーン、戦国時代の合戦シーンなどは動きがよい。舞台は現代。転校生が仲間外れされることによって起こる波紋。転校生に声をかけてやれと心の声がタロウに問いかける。その時、突然もう一人のタロウが江戸時代から現れる。タイムスリップしたタロウ、そして江戸時代の差別の様子が描かれる。この飛躍した展開がアニメらしい。江戸時代では差別のために暴力を受けるタロウたち。身分制度の元、差別の構造があるのだ。タロウは江戸時代の差別を目の当たりにする。現代っ子のタロウは何故身分制度や差別があるのか問いかける。江戸時代のタロウの家族は戦国時代から続く差別の成り立ちを解説するのである。視聴者はこの作品により差別や身分制度の成立過程を学ぶことが出来るのである。差別の構造を知った現代っ子のタロウは転校生に声を掛けるというストーリー。なぜ当時差別が生まれたのかの解説がわかりやすい。
【告知】コミケは8月13日土曜日東ヘ37aに配置されました!
8月に迫っているコミケですけど、かに温泉は13日土曜日東ヘ37aに配置されたようです。よろしくお願いいたします。
そこでは、
『ロボットテコンVコミカライズの世界』(500円)
『宗教とアニメーション総集編』(1500円)
という新刊があります。
ロボットテコンVにはコミカライズが沢山ありまして、それらを紹介しています。2020年に再販されたコミカライズを元に紹介しています。またロボットテコンVのグッズを紹介したり、テコンV以外の韓国アニメのコミカライズも紹介しています。
宗教とアニメーションの総集編は過去に頒布した同人誌をまとめたものです。様々な宗教団体・教団の製作したアニメーションを紹介しています。類書はないと思います。
また、
『人権アニメ感想文集2022年版』
を頒布します。
これから執筆者の皆様を紹介します!
かに三匹(人権アニメや宗教アニメ、韓国アニメが好き)
かに三匹(ツイッター@kanisanbiki)
かに三匹(サークルかに温泉主宰)
はい。つまり、かに三匹一人で執筆しています。
内容は人権啓発アニメや人権啓発ドラマなど15作品を紹介、感想を書いた本です。おそらく類書はないでしょう。
でも内容は面白いと思います。人権啓発アニメの世界をのぞいてみてください。
ぜひ買いに来てください。
80年代アニメを扱った同人誌もあります。韓国の等身大ヒーローを紹介した同人誌に韓国アニメ特撮のパッケージを紹介した同人誌もあります。
『ぼくのわたしの80年代アニメ』(800円)
『80年代アニメを観てください!!』(500円)
『韓国特撮ヒーロー!』(400円)
『ぼくの韓国アニメコレクション』(500円、フルカラー)
他にも、
『コミケIN一橋祭』(400円)残り一冊!
『人権アニメ感想文集』(500円)
『21世紀の韓国アニメ』(500円)
『珍アニメ変特撮激闘まつりⅡ』(500円)
『ベトナムアニメDVDレビュー集』(300円)残部僅少!
『アニメVHSテープ供養同人誌』(500円)残部僅少!
などがあります。
よろしくお願いします!
人権アニメ『くもりのち晴れ』を観た!!
人権アニメ『くもりのち晴れ』は、いじめをテーマにした人権啓発アニメーションである。知人のおかげで観ることが出来た。感謝。あらすじはヒロインのいじめ体験を劇で発表するというアニメーションらしい飛躍のある筋書だった。劇を作り上げることでクラスメートは絆を作り上げていくのだ。内容は非常にしっかりしたアニメーションだと思う。聞いた話ではアニメーション業界でも有名な作品なのだという。それは作画で参加しているスタッフがそうそうたるメンバーで出来上がりも非常に丁寧だからだ。リアル寄りの絵柄で自然な動きであった。独特の間の使い方も良かった。人権アニメはテーマが重いだけに説教じみた内容ではないかと思われることがあるが、この作品については作画や演出がリアリティーを支えているタイプのものだった。いじめ体験を劇で発表するという考えてみれば少し理想的すぎるのではないかという展開・内容を作品の力が下支えしている。キャラクター設計と作画監督は赤堀重雄。原画を担当しているスタッフを書き出してみると、岡村天斎、関野昌弘、三原三千雄、長縄宏美、長濱博史、野田卓夫、新川信正、佐藤正樹、新谷憲、羽山賢二、安藤真裕、荒川真嗣、赤堀重雄、松田勝己、井上俊之といった名前が並んでいる。ネットで読んだ情報によれば井上俊之はヒロインがドッジボールをするシーンを担当しているらしい(アニメスタイルのイベントでそう語られたそうだ)。そして監督は神戸守だ。長さは40分の作品である。人権啓発アニメとしては中編である。1996年の作品。