七高僧ものがたり

今日は宗教アニメの感想です。

真宗大谷派のアニメ「七高僧ものがたり 歴史を貫く願い」。

その第一話 竜樹菩薩、の回。

親鸞が称えた7人の高僧と聖徳太子を紹介するアニメです。シンくんとランちゃんの二人が高僧の物語を教えてくれます。シンとランでシンラン、つまり親鸞、なのですね。

若い頃事件を起こし死にそうな目にあった竜樹菩薩は無知を悟り出家する。
インドのアーンドラ王国に生まれた彼が仏教に目覚めて得た教えは「空」だった。「空」とは条件によっていろいろな場合によって変わる事。
彼は「空」の教えを使い喧嘩する親子の仲裁を行う。

なかなか哲学的な回。

「陸道の歩行はすなわち苦しく、水道の乗船はすなわち楽しきがごとし」(十住毘婆沙論)(易行品)

内容はともかくアニメとしては、少し物足りない。少しは動きがありますけれどアニメというより絵物語ですね。