メモ:ゆとり世代の言説など

実際の、ゆとり世代がどういうものかは別にして、ゆとり世代像を把握しようという試みは色々なされているみたいです。こうした世代を論じる際には、よく、一定の特長を持つ人たちはどの世代にもいるのではないか、という疑問が提示されます。実際に、以下のゆとり世代についての記事は新入社員の教育について触れられた内容ですが、社会的な常識を身につけていない新人(それはどんな組織や団体でも、その組織や団体にとっての”常識”があるのと関係して)がいるのは何時の時代も変わらないでしょう。ゆとり世代に特徴があるとすれば、ゆとり教育が大きな影響を与えたのは確かだとしても、教育以外の社会的背景について色々と強調されています。ゆとり世代が生まれた最大公約数的な要因を挙げれば、まずは少子化の進展があります。ただ結論としては、少子化の議論は、祖父母両親教師の対応の違いから、ゆとり世代は甘やかされているヤツが多いという話に落ち着くことが多いように見えます。あとはバブル崩壊後の失われた10年しか知らないことによる影響だとか、インターネット・携帯端末の普及にともなう影響によよる議論です。おそらく日本では物心付いたときには携帯やインターネットが既に存在し、それを使いこなしてきた人たちが社会に出るということで、ネット世代であるということが強調・クローズアップされているように思えます。

こういう世代論を聞いていると、その通りかもと思うことも多いです。
同時に、それは偶然当てはまる事象を無意識に思い浮かべるからなのか、とも思えてきて、これってバーナム効果と似た様なシステムが働いているだけかもと考えてしまいマス。

結局は、個々の人を相手にしなきゃいけないのは、変わらないと思います。と、特にものめずらしい結論もなく、以下、調べたもののメモ。他にもたくさんありますけど。

あー、でももし自分が、いわゆるゆとり世代であれば、何でも、
「おれ、ゆとり世代なんで、すいません」
と言い訳に使えそうな気がする。

◆85年前後生まれ、いわゆる「ゆとり教育」を受けた人たちを指す。
週休2日制が導入されたのは2002年から。
総合学習で2000年からインターネットを扱うように。

日経産業新聞20090414
ゆとり世代の特徴とは、「面接では自分を伸び伸びと表現せずに小さくまとめようとする」「周囲との衝突を嫌う世代」また「親や教師など周囲の大人が何かと世話を焼いてきた」「失敗に慣れておらず競争に直面した経験がない」など。

ゆとり世代とのつきあい方
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080326/151309/
・失敗を極端に恐れ、間違いのない答えを求める
・自分から動き出せない
・まじめで、言われたことはきちんとやる
・ある一面では非常に優秀な能力を持っている


ゆとり世代3つの特徴
http://diamond.jp/series/dw_special/10014/
(1)周囲の人間や社会に対する不平不満、批判が多く、問題を人や社会のせいにしがち
(2)「物事はうまくいって当たり前」と考えるため、少しでもうまくいかないと自信を失ってしまう
(3)それでいて、「このダメダメな状況を一気に解決する夢のような方法がどこかにある」と信じている