夏のコミケから79日目。
↑そろそろ、冬コミまで何日かのカウントに変えた方がよいですか?
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◆最近観た映画

☆暗黒街の忍者
原題は、"NINJA DRAGON"で、香港のIFD FILMS(泣)が1986年に製作したもの。
正直、IFD FILMSの忍者映画は極稀な本当にレアな例外(ニンジャハンターは個人的に面白かった!)を除き、観ていて自分の価値観を信じられなくなったり体調を崩したりと酷い出来の作品が多いのです。理由はニコイチによる忍者映画乱造によるモノだというのは忍者映画に詳しい皆さんならお気づきのことだと思います。
今回の作品で元になっている映画ですが、多分、父親を殺されてマフィアの跡目を継いだ姉妹が対立組織や裏切り者と血で血を洗う抗争を繰り広げるという内容の作品なのだと思うのです。これに、IFDが独自にいつもの出演者で繰り広げる忍者アクションを付け加え、全く別の忍者映画として生まれ変わったのです!
新撮部分と元の映画は相変わらず繋がっていないので、ストーリーを追いかけるのはもはやムダというか意味の無い行為になっています。かったるいとかそういうレベルじゃないのがIFDとフィルマーク映画。どう例えればいいのかわかりませんが人参と大根が無理矢理繋がっているような食感、しかも味付けが酷い。
この作品の追加部分も、何だか国旗の立てられている机でポーカーをしている場面だとか、ほんとどうでもいいや。

☆惑星大戦争

惑星大戦争 [DVD]

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浅野ゆう子ダブル浅野w)18歳がかわいいですヨ!拉致された彼女は何故か半裸の宇宙服に着替えさせられて捕らわれの身に!凄いサービスです。あと森田健作が主役なのに改めて驚きましたよ、なんか違和感ないですけど。

惑星大戦争宇宙からのメッセージと並んで、スターウォーズの公開を当て込んで製作された事は今更指摘するまでもないのですが、浅野と森田の関係は宇宙戦艦ヤマトの影響もあるような気がします。

あまり深く考えないで、宇宙で戦え!レーザー光線!アクション!異星人!モンスター!宇宙戦艦!を兎に角登場させようという姿勢が楽しいと思います。

よくツッコまれるチューバッカのバッタもんキャラも、レーザー銃すら吸収する斧を持って襲ってくるシーンは、それなりに格好いいし怖いし、そういう面でも俺は大好きです。確かに笑えるけど。

あと何で宇宙人がローマ軍艦*1そっくりな宇宙戦艦に乗ってやってきて、しかも司令官もローマ軍のコスプレまでしている訳ですが、いかにも宇宙人てな敵キャラに比べて存在感がぴか一だと思います。でも確かにツッコミたくなるデザインですが。

この映画で一番の見所は、特撮シーンの爽快さではないかと思うのです。やはり特撮表現される宇宙防衛艦轟天号の格好の良さ。中野昭慶特技監督凄いや!
自分が気に入ったシーンを挙げると、先ずは金星へのスピード感溢れる着陸シーン。リボルバー式の戦闘機発射シーン(あえて発射と表現しますよ、でもこの部分から光線も発射されるんですが仕組みがわからンです)も格好よい。
金星地表の描写も美しいです。敵軍艦のバリアを張って鎮座する場面は幻想的な美しさです。洞窟に浸入するシーンも楽しい。最期の決戦シーンは、派手で目を引きます。

ただ欠点は、たるいストーリーと強引なお涙頂戴展開でしょうか。某キャラクターの死に方が突然すぎて酷すぎますが、、、、伏線も張られていますが、あまりにも強引な死に方。あと、ラストの特攻(ムニュムニャ)。

海底軍艦 [DVD]

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*1:関係ないけど最近読んでたんですが「ローマ人の物語」の「ハンニバル戦記」によればカルタゴとの戦いの為に本来農耕民族であるローマ人はわずか数年で海軍を設立し運用をはじめ海洋民族には思わぬ戦法で勝利を収めたりと、ローマ軍の船は、かなりインパクトに溢れる存在なのです