室町時代

清水克行の
「喧嘩両成敗の誕生」
を読んでいるのだか、
これが非常に面白く、
室町時代の人のデンジャラスでバイオレンスな精神性の発露が伺えて興奮する。
本論は唾曄両成敗という法が何故必要とされたかを分析しているのだが、
説明の為の事例が面白過ぎる。
とにかく些細なことで殺傷沙汰になる社会。
著者はこれを当時の人の自尊心と自力救済社会でのバランス感覚の現れだという。
読めば納得出来るのだが、
それでもバイオレンスな事例は現在の感覚だとやり過ぎlこ感じる。
価値観の遠う社会がかつて日本にあったことに驚き。