アニメレビュー勉強会没原稿

アニメレビュー勉強会 没原稿

アニメ評論家の藤津亮太さんが主宰するアニメレビュー勉強会に申し込みました。
http://blog.livedoor.jp/personap21/archives/65642460.html
第3回となる今回のお題は「ドラえもん のび太と鉄人兵団」(1986年版、芝山努監督)。参加申し込みは2月15日(水)と二週間前に締め切っており、私もすでに原稿は送付済みです。

ところで、送付したもの以外に一本書いた原稿がありました。でも、これって今回の勉強会向けとしてはどうなのか? お題に合っていないのではないか。そもそも想定媒体も、適当・いい加減にイメージしただけで、あやふや。これを読んでも、映画を観たいなんて思わない、そう思って送らなかったんです。だってドラえもん映画のレヴューどころかアニメの話ですらないんですもの。ゲームとしての解釈もどうなのか?
今にして思えばナシなのかアリなのかも含めて読んでもらうために提出すれば良かったと反省、後悔。

自分は貧乏性なので、ここで貼りつけるものですよ?

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「あっ! 百式だ!」



1986年3月映画公開された「ドラえもん のび太の鉄人兵団」を観てそう思ったみなさん、あのドラえもんでさえ取り入れようと思ったほど、ガンダムをはじめ大人気だった当時の巨大ロボットアニメ!
鉄人兵団は子供たちの〜こんなこといいなできたらいいな〜巨大なロボットを操縦したい! という夢を大画面で叶えてくれました!
そして、それからも鉄人兵団を観ていた子供たちの思いを引き継いだ分野があるんです。それはゲーム。多くのアクションゲームがロボットを操縦したいという夢を叶えてくれてきた!


アーケードでは、プレイ料金はバカ高いが重厚な動きと集団戦闘を叶えてくれたバトルテックツインスティックでロボット同士のハイスピードバトルを叶えてくれたバーチャロン。家庭用でも二万円の大型コントローラを使い部屋をロボット操縦席に変える鉄騎や、思い通りのロボット設計が可能なアーマードコアなどなど。ロボットを操縦出来るゲームは数え切れない!


その場でお金を払わせないといけないアーケードゲームではデモ画面などでキャッチーに来場者を引き付ける必要からか、人気ロボットアニメっぽいキャラが「これガンダムっぽくね?」と大量に登場していました。自分で操作可能なキャラとして活躍させたり、ある時は敵キャラとして立ちふさがります。バスターとサイバトラーには“赤い”ライバルキャラ(サイバトラーにはハイスコア画面「巨大ロボットに無重力状態で近づくノーマルスーツのパイロット」といったZガンダムっぽいシチュエーションも)、サイドアームのザクっぽいキャラ、ブレイゾンのνガンダムっぽいキャラに、ラストリゾートのハイゴッグっぽいキャラ、サイコニクスオスカーのサイコガンダムジ・Oっぽいボスキャラクターも登場、サイコニクスオスカーとウルフファングではドムっぽいキャラがジェットストリームアタックを仕掛けてくるぞ(ウルフファングは二機で、だけどネ)。
ゲームセンターにも家庭用ゲームソフトにも巨大ロボットは溢れていたんだ!


【注:ここらへんで、これドラえもんの原稿じゃなくね? と気づく】



ゲームで遊べば鉄人兵団ののび太と同じくロボットを操縦出来る! 活躍できる!

・・・もうロボットアニメなんて見なくて、よくない?

なんて一瞬思ったものの、結局巨大ロボットを使ったゲームの主流は、既存ロボットアニメを使ったキャラクターもの、すなわち、ガンダムや、スーパーロボット大戦なんかへ移ってしまった。ゲームセンターも家庭用ゲーム機市場も現在は一時の勢いがなくなってしまっていたから、手堅い人気キャラを使うようになったのかなあ? アーケードでは、今はセガボーダーブレイクが気を吐くのみ。ああ、オリジナルロボットアニメが苦戦したようにオリジナルロボットゲームもガンダム独り勝ちの歴史をたどるのか?



【注:なんとかドラえもんの話に戻さなきゃと気づく】


さて、鉄人兵団は2011年に「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」としてリメイクされました。
でも、この年には、すでにロボット操縦という夢は画面上では叶ってしまいました。
ドラえもん映画がロボットを操縦したいという夢をかなえてくれる、そんな幸福な時間は80年代のあの日にしかないのです。

想定媒体:ロボットもののゲームアニメムックか何か

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もっといろんなロボットゲームを紹介しなきゃ、なんて思ってしまった時点で、ドラえもん原稿じゃないなあと思ったんです。

それにしても、自分の原稿は他のみなさんの原稿と比べると見劣りし採点などで落ち込んできますが、くっ、挫けません!