借りぐらしのアリエッティ(続

(ネタバレあかもと最初に書いておく)
新宿で借りぐらしのアリエッティを観て来た。この映画を観た所為で大事な用事をすっかり忘れ、すっぽかしてしまい後悔しきりなのですが、それはそれとして映画を観て思ったのは、異様さや飛び抜けたビジュアルはないものの、非常に手堅い画面作りが面白かったということです、具体的にはアリエッティたちが借りをするプロセスの描写が丁寧でわくわくするのです。借りのプロセスは「アリーテ姫」(アとリがあってます!)で、主人公のアリーテ姫が塔のなかから外へ出かける仕掛けがありましたが、それを何倍も凄くしたような感じでしょうか。小人にとっての大冒険を小スケール(良い意味で)で見せてくれます。あと中盤の人間とのやり取りは派手ではないが個人的には面白い。主人公のアリエッティもとても可愛いのですが交流する翔のキャラは少し弱い気がします。あとハルの行動原理が好奇心以外感じられず、そこが残念。でもラストは、物足りなさもあるけど、これはこれでよいかなあと思いました。