「ヱヴァ破」って! また繰り返す物語。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破、観てきた。
なんというか、面白かった。ただグレンの方が面白かったかも。

新要素が大量に登場したので、観ていて全く退屈しませんでした。
冒頭の戦闘シーンが一番好きです。ガンヘッドっぽいエヴァと、その動きが楽しかった。


今回の破ですが、エヴァらしく、繰り返しの物語ですよね。
新要素は多いものの、碇シンジの物語としては、TV版の繰り返しでした。独自の展開に突入といいつつ、TV版以降も、他の登場人物との距離感が離れたり近づいたりを、反復して見せられていましたが、今回の劇場版も同様。
若干、キャラ同士の距離感が近くなっていて、ギスギスした感じが減っていますけど。

見所としては、じゃあその繰り返しが、どういう風に処理されているのか、
という部分でしょうか。
焦点はキャラクター同士の距離感の変化ですよ。
シンジとレイやミサト、ゲンドウらが、どう距離を詰めていくかです。まあ、エヴァって、そういうもんなのかも知れませんが。
新キャラ真希波・マリ・イラストリアスがイマイチ唐突な登場で存在が付け足しな印象なのは、
シンジとの距離感を感じさせる描写が無かったからだと思いました。
彼女との関係を除けば、あとはキャラの魂同士の距離感の遠近感覚の描写のリフレイン。

なので、新撮部分が多いことだとか、新デザインの使徒がCGになって動き回る事も、もちろん面白いんですけど、それだけを絶賛している人がいるのは、あまりに今までと同じすぎて、ちょっとした差異でも、つい言及したくなるからでしょうか。

Qについては、昔見た初期設定のエヴァっぽくなるんでしょうか。