以下のブログに拠れば、例の騒動に関して、コンピュータ・ソフトウェア倫理機構で緊急加盟会社懇談会が開催されて、陵辱ゲームは禁止になったそうです。
まあ、コンピュータ・ソフトウェア倫理機構という自主規制団体としては、こうした処置を行うのは、仕方がないでしょう・・・。自分達の身を守るためですから。
と他人事のように言いますが、任意団体の決定ですから。
でも確かに、違和感は感じてしまいます。
禁止する前に、誤解だとかPRしたらどうかだとか思ってしまう部分はあります。
ところで、知人のブログで、
http://d.hatena.ne.jp/bokusatu/20090602#c
店舗でも陵辱系が販売できなくなるのではという心配を話題にしていたので、ついコメントしてしまいました。
同じ事を書くと、
コンピュータソフトウェア倫理機構って制作者の自主規制団体なんでしょうから、
それが店舗をどこまで拘束出来るんでしょうね?
少なくとも、この自主規制団体に所属している限りは、ある一定の基準をクリアしているという証になるということはあると思います。
それに、そうした基準を満たしていないものは今後、流通させないというのは考えられるんでしょうね。
ただ店舗が追随するとしたら問題になりそうなのは、
知人のブログでも問題にしていたが、過去の商品はどうするんだ、ということはあると思います。
これは、大変さ爆裂しそうです。
お前が、選別作業やれ、とか言われたら、仕事辞めたくなりそう!
それで、仮に。
何がダメなのか、
という基準が示されたとしても、保守的になりすぎて、
関係ないゲームまで扱わないことになることではないでしょうか。
大阪市の堺市の図書館におけるBL図書の問題では、
BLとはいえないものまでBLとして閉架されてしまったという報告もあります。
先日取上げたので読み返したのですが。この本によれば、
堺市の図書館ではライトノベルまでBLとして扱われていたそうです。
内容は、少なくとも、読まなきゃわからんですけど、大量のものをどうあつかうのか。
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BLは最悪一度読めば内容はわかります。
けど。
ゲームが問題になるとすれば、
内容を確かめないで扱わなくなる可能性もありえるのではないでしょうか。
ゲームは最後までプレイしないと内容なんてわからないですから。
本当に陵辱系を作りたい人やメーカーは、自主規制団体を離脱して作るんですかね。
リスクはかなり高いかも。
それで、
思うのは、本当に世界ってグローバル化しているんですよ。
英国の国会議員が日本の成人向ゲームを買って問題にするなんて、
20年前ならありえない。
人権が普遍的な価値だとは自分も思います。
でも、それとは別に日本の事情もあるわけで、グローバリズムとローカリズムの衝突の場が、こういう例で現われるなんてと、ひとごととして驚いてしまいます。
(もちろん、引用ブログにもあるように、あくまで子供っぽく見えるというのを、向こうが誤解しているという問題もあるんですが。個人的には、それは誤解だってPRしたほうがいいのではという印象がありました)