「諸君 私は倫理情報の海で発生した生命体だ」


倫理―大学受験らくらくブック (新マンガゼミナール)

倫理―大学受験らくらくブック (新マンガゼミナール)

学研の学習漫画は、侮れないです。
さすが、老舗の学習漫画ひみつシリーズの出版社だけあって、最近の「大学受験らくらくブック」シリーズも探してみると面白いモノが見つかります。
上記は以前も紹介した(あ、ごめんなさい、紹介はこっちのブログじゃなかった)倫理の学習漫画。ヒロインの倫子が「魂のない」アンドロイドに社会や人間について学ばせるというストーリーで、読者は倫子やアンドロイドのエチカ(ラテン語の倫理の意味だそうだ)とともに倫理の概要を学ぶのでした。

エチカ―倫理学 (上) (岩波文庫)

エチカ―倫理学 (上) (岩波文庫)

このエチカは、最初はメイドロボ(少女型)だったのが、倫子の趣味(?)で少年型に改造されるのです。
タイムマシンでの時間漂流で各時代の哲人に会って思想を学ぶという展開もベタで面白いのですが、
「諸君 私は倫理情報の海で発生した生命体だ」(某作品のパロディ?)という台詞だとか、
イデアへのエロースが強すぎる故に走り出すプラトンだとか、
一遍にナンパされる女装エチカだとか、
タイムジャンプのタイミングによりイエス・キリストとは直接対話出来ず残念がるエチカの描写や、
「元始、女性は太陽であった」という言葉で知られる平塚らいてうの身体が太陽のごとく輝いていたり(イメージによる暗記の手助けか?)、
倫子のエチカへの恋愛感情っぽいモノが描かれたりと、
余韻を感じる表現や小ネタも充実している気がするのです。



それで、このシリーズは機会があればチェックしていましたが、
学習漫画は全部が全部漫画として面白いわけではなく、
それゆえに当たりがあると嬉しいのですけど、
今回読んでみたのは次の本。
個人的には、当たりと言ってよいかも?

テーマが大学受験における面接対策ですよ!

「あきらめたらそこで試合終了なんだ」(多分、某作品のアレ)

4人の受験生が、面接の達人を名乗るタレサンの男から、それぞれの受験学科ごとにコーチを受けるという内容です。恥ずかしながら、この漫画で入試における面接の形式やAO・公募推薦入試の概要を学びました。
コーチ(多分、某作品のパロディっぽい外貌)も受験生(男子二人、女子二人で別々の高校に進学した中学の同級生という設定)もキャラが立っていて、それぞれの個性・進学先に合わせたコーチの面接指南もキャラ設定に合致しつつも実践的な解説になっていて、学習漫画の面目躍如です。
何よりも、このコーチの正体やキャラとの関係が意外なモノで、学習漫画でネタバレを警戒するのもアレなんですけど、実際に読んで確認して欲しいのです。いや、これは驚いたし、感動にもつながります。
しかも、コーチの正体がその正体である理由がちゃんと、学習漫画の体裁の中で、必然的なものだというのが、構成の妙なのです。なるほど、これなら、後半の展開、特にコーチの登場は自然なものになるんだナと膝を打ちました。
ここはマンガ・シナリオ・構成・編集の担当者の腕の見せ所ですよ!(担当は、岡崎竹流・沢辺有司の両氏)
すげー!!
なお、岡崎竹流公式HP http://www10.plala.or.jp/okazakitakeru/
沢辺有司氏は公式HPは見当たらないが、検索すると様々な書籍に関連して名前が登場します。

タレサンのコーチが格好いいですよ?


◆気付いたら、ねこぢる氏が亡くなってから10年だなぁ・・・。
ふと思い出したので。正確には、5月で10年なのですが、時間の経過を早く感じてしまったのです。彼女の単行本に掲載されていた、犬の肛門から寄生虫が出てくる絵が思い浮かびます。



yes!プリキュア5 第47回『ドリームコレットを取り戻せ!』の予告
「ミルクのせいじゃないよ 悪いのはナイトメア」
(参照)http://www.toei-anim.co.jp/tv/yes_precure5/yokoku/index.html

そしてナッツハウスへと戻ったのぞみたちは、パルミエ王国を復活させるためにピンキーをドリームコレットへと移します。ついにドリームコレットにすべてのピンキーが揃いました。喜ぶみんなでしたが、ココの様子が変です。ドリームコレットを見せるように言うココに、ミルクは疑うことなくドリームコレットを渡してしまいましたするとココはカワリーノへとその正体を現します。カワリーノはドリームコレットを奪うと、その姿を消してしまいました。せっかくピンキーをすべて集めたドリームコレットだったのにナイトメアに奪われてしまい、みんなはショックで声もありません…

いや、どう考えてもミルクの所為だろっ?!
とみんな思っていると思いますが。今更ですが。