大江・留・丈二著『韓国いんちきマンガ読本』が発売されましたよ。
内容は韓国(が大多数)の「いんちき」なマンガの紹介本。
いんちき?
いかがわしい本じゃないの?
そう思った方には「違います」と声を大にして言いたい。
この本はかなり本気度の高い本です。
『韓国いんちきマンガ読本』のよい点はネットなどで「ぱくりまんが」として流通している情報は数あれど、作品が「本当は一体なんなのか?」をきちんと指摘している所です。
例えば、韓国の「ぱくりまんが」としては定番になっている某作品。画像だけが独り歩きして無責任に「ぱくりまんが」として紹介されているけど、本当は何なのか気になりませんか?
この本では、正体をきちんと指摘しています。
そうした疑問が解消されます。
ぜひ読んでみてください。
検証がきちんとされているのです。
どういった作り手が作っていたのかについても詳述されています。
そういう意味ではネットでは入手できない情報があって勉強になるんですよ!
日本のネットではほとんどヒットしない漫画作品も多く紹介されています。
あるクラスターの人には懐かしい感じがするかもしれませんね。
昔のファンロードの海外コーナーを一冊の本にしたような感じです。
またカラーページの情報量が半端ないので、これは買って読んでもらうしかない。韓国以外のマンガも充実しています。
またいんちきマンガの歴史も充実しています。
こういう形で他国の漫画文化の一部を目にできるのは楽しい事ではないでしょうか。
世界にわずかしかない韓国のマンガを論じた本です(韓国では過去にあるけど日本では珍しいのではないかと)。
タイトルの韓国以外のマンガも紹介されていて、これも見どころです。
最後にコバンザメ。
類書である『韓国アニメ大全』も発売中です!
『韓国いんちきマンガ読本』と一緒にお求めください。